家賃収入を目的とした不動産投資において最大のリスクとなるのが空室です。
空室が続くことによって物件を購入する為に組んだローンの返済の返済計画にも狂いが生じ、中には物件の修繕費などが必要になり、収益がマイナスになってしまうことも考えられます。
マンション経営の最も重要なポイントは空室を作らないことで、万が一空室に悩んでしまった場合には十分な空室対策が必要になり、空室が1つ2つと増えてくると募集条件の見直しを始める方が多いと思います。家賃そのものを下げたり、敷金・礼金の割引などが代表的な空室対策として挙げられます。
しかし、こういった状況に陥っている時は自分が所有している物件によほどの欠陥がないかぎり地域全体が同じような状況に陥っていることも多く、募集条件の見直しをしても他の物件と差を付けることが出来ない場合があります。そうなると、直接的な原因ではないのに、利益の要である家賃を無駄に下げてしまう事に・・・
少し工夫するだけで、内覧に来てくれた方に「お!」と思わせる事もできるんです。
例えば、照明を備え付けにしてみると、内覧の際に悪天候や夕方でも明るい状態の部屋を見せる事ができ、入居希望者にいい印象を残せます。もっと言えば、モデルルームにしてしまってもいいかも知れません。演出として小物や家具等を置くことで、何も無い室内に生活のイメージを埋め込む事で他物件との差別化が可能になります。こうした室内を演出する方法をホームステージングと呼び、何もないがらんとした物件を見るよりも魅力的に感じられるのです。
このように、空室対策は決して家賃を下げる事だけではありません。
部屋探しをしている人は、複数の物件を回るケースがほとんど。その中で「あの物件よかったなぁ」と思わせる事が大切です。
オーナーの皆様、不動産投資を検討している方、空室対策に対してアンテナを張る事で安定した資産運用につながりますので、情報を集め続けましょう!
しょうへい