先日、インテリアデザイナーと設計担当者に同行して新築の物件を見てきました。
完成が目標ではなく、その先にあるライフスタイルも設計していく。
人生の設計をするように、日々みんなの想いがアウトプットされていく様は、たくましくもあり、切ない一面も持ち合わせていました。
ひとのためを想うこと。それがデザインなのでしょうか。
着くなり、設計部長と工事部長が足場の外れた物件を少し離れた場所からじっくりと見渡す姿がとても印象的でした。どんな気持ちで見ているのか気になって、設計部長に聞いてみました。
nahooo「部長。どんな気持ちですか。」
部長「この気持ちを味わうために、設計やってるなって。気持ちだよ。」
nahooo「その気持ちって、さみしさですか?」
部長「ちょっと違うかな。娘を嫁にやる気持ちなんだよ」
nahooo「部長は娘さんいらっしゃいませんよね。確か息子さん…」
部長「そうそう。いないんだけど。このグランデュオ恵比寿2が長女なの。次女はこの坂の先にいるグランデュオ広尾でね。三女は数件隣にいるST恵比寿。長女もやっとお嫁にいくんだよ。」
nahooo「娘を持つお父さんって切ないですね。」
部長「だからさ、たまにこっそり見に行くんだよ。あいつ元気にしてっかなー。って。」
nahooo「親ってたくましいし、その愛って切なさも感じます。」
部長「そうだよ。嫁にいってもさ、何年経っても心配だし、気になるんだよ。」