夢を現実にするために。

世田谷・目黒・渋谷で不動産投資を始めたいという方に、夢を現実にする第一歩として、役立つ情報をまとめたコラムをご用意しました。不動産投資の知識をしっかりと身に付けることで、失敗しないための工夫はいくらでも出来ます。日々変化する投資市場に対応するために、最適な資産運用の方法を常に追い続けましょう。


第12回ー自分の収支、把握している?金融知識を持つ第一歩は足元からー

ラジオ番組12回目のテーマは「正しい金融知識を身につけるためには」。前回に引き続き、株式会社マネーフォワード代表取締役CEOの辻庸介氏をゲストに迎え、金融知識の習得がどう人生に役立つかが話し合われた。金融知識が役立つ理由、そして習得する方法とは?フェイスネットワーク代表・蜂谷二郎との対談で明らかになる。

 


今回のテーマは「正しい金融知識を持つためには」。お金を運用する上で、金融知識は欠かせない教養だが、それにもかかわらず、日本では教育の場が少ない。ラジオパーソナリティの内田まさみ氏は、番組冒頭、その点を問題提起した。

正しい金融知識を持つ大人は一握り?

辻氏は「大問題だと思っています」。「お金の使い方って学ばないと使い方がわからないので、それを学校で学んでいくことが、人生をより豊に生きるために大事なこと」と考えを述べた。

フェイスネットワーク代表の蜂谷は「知らないことから興味を持てないので、知ったら興味を持てたお子さんは絶対いたでしょうね」と、辻氏の考えに共感してみせた。

実際に辻氏が経営するマネーフォワードでは、親子で金融知識を学べるイベントを開催している。「キャッシュレスをやってみよう」「モノをつくってやってみよう」とテーマを掲げ、子どもが目を輝かせながら勉強している姿をみて「やってよかった」と確信しているそうだ。

内田氏は「親にとっても勉強になりますよね」とコメント。裏を返せば、金融知識に詳しい大人が、日本では少ないことを言い表しているのだろうか。蜂谷は辻氏に「正しい金融知識を持っている大人って、どのくらいいらっしゃると思いますか」と素朴な疑問を投げた。

辻氏によれば、金融の知識は奥の深い世界、そのためすべての金融知識をマスターしている日本人は中々見られないという。ただし奥が深い分、「好奇心のある方にはすごく面白い分野だと思います」とも伝える。

では詳しくなるためには、どうすればいいのか。辻氏は次のように説明した。

「詳しくなる第一歩は、自分の家計をちゃんと把握すること。そこから『貯金ができるようにどうしたらいいか』『預貯金ができたら資産運用をどうしたらいいか』と疑問が発展し、さらには『(資産運用に関して)どういうリスクとリターンをとってどういう商品をステップバイステップで買っていけばいいのか』『不動産投資をどのタイミングでどのようにやればいいのか』と興味の輪が広がっていきます」

次は辻氏が蜂谷に質問を振り向ける。「蜂谷社長のもとに相談にこられるお客様は、平均的に見て、どのくらいの金融知識を持っていますか」

蜂谷によれば、不動産投資のご相談に来られるお客様は、良くも悪くも知識が偏っているケースが見られるという。

「金融知識に長けているのに不動産知識に乏しかったり、逆のパターンもあります。一方、不動産投資を『事業』として捉えている方が少なかったりします。金融・不動産・事業の“三位一体”で知識を持ち合わせていないから、我々のところにご相談に来られるわけですが」

だが、それは簡単な話ではない。辻氏は次のように経験談を披露する。

「金融に詳しくなるには、本当に幅広い知識が必要になります。なかなか一人で全部を学ぶのは難しいかもしれません。僕自身すごい色んな本を読んでいますが、やはりそれぞれ内容は断片的。それだけでは知識と知識がつながってこないと思います」

蜂谷は「幅広いお客様に受け入れてもらうようになるためにも、我々自身、本当に色んな知識を習得していかないといけないんだなと思います」とコメントした。

詳しくなるには、足元の収支把握から

「むしろ金融知識を持たないことが、リスクになることもありそうですよね」。会話を横で聞いていた内田氏は、そう感じたようだ。

確かに金融知識を持つことが人生を豊かにする要素になるのなら、裏をかえせば、ないこと自体が「不利に働く」という捉え方もできる。

そうした考え方に、辻氏は次のように肯定した。「お金はツールに過ぎないのに、そのツールで可能性を狭める人生は少なくないと思います。お金の扱い方を知っているかどうかで、人生は変わる」という。

金融知識というと難しく聞こえるが、実は、頭の良さは関係ない。単に「知識があるかどうかの差」だったする。地道に勉強すれば「人生の選択肢を広げることができる」と辻氏は話す。

蜂谷は「実際にマネーフォワードのサービスを使って金融知識を身につける方は、結構いらっしゃるんですか」と質問。辻氏は「多いですね」という。

マネーフォワードのサービスで広く知られている家計簿サービス。ユーザーはまず、「自分がお金を何に使っていて、なぜ貯金ができないか」にを気づくという。自分のお金の流れがわかれば、「予算とかも立てられるので、計画的にお金を使えるようになります。またお金が溜まれば、分散投資などに興味を持つかもしれません」

同社のアプリを私生活で使っている内田氏は、辻氏の話に共感。「マネーフォワードのアプリを開くと、自分の総資産額がドン!と画面に出てくるですよ。それを見ると、増やすためにはどうすればいいのか…とつい考えてしまいますよね」

辻氏によれば、家計簿アプリは「ある意味、体重計と一緒」という。「毎日自分の体重がわかると、食事のバランスをコントロースし始めるじゃないですか。いったん意識し出すと、今度は行動が変わってくるんです。次第に行動が最適化されていき、人生の目標に近づくようになっていきます。ある意味、レコーディングダイエットですね」

そこで蜂谷が「私も毎日体重計に乗り始めました。1ヶ月で5Kg減りました」と場をドッと沸かせた。内田氏は「やっぱり意識するって大事なことですね」とコメントし、蜂谷は「まだスタッフからは『誤差の範囲』とダメ出しされますが」とオチをつけた。

セミナーイベントで仲間づくりも一考

マネーフォワードでは、年一度、あらゆる金融知識を学べる『お金のEXPO』という2000〜3000人のユーザーが来場しているというセミナーイベントを主催している。2000〜3000人のユーザーが来場している。辻氏は「インプットの機会は他の会社さんでもやっていますが、とにかくそういう場にいって勉強して、実際に色んなサービスを使ってレベルアップすることが大事だと思います」と強調した。

金融知識を習得したくても、一朝一夕では不可能。焦らず、徐々に質を上げていくことが大切だという。「蜂谷さんはどういう風に金融知識を身につけて、フェイスネットワークを上場まで持っていったんですか」。蜂谷は「昔勤めていた信用金庫で、実践の中で積み上げた」と答えた。

信用金庫の仕事は、「広く深く」知っている必要があります。「広く浅く」ではありません。私はお客様の経験をもとに、事業や継承、相続のご相談に応じてきました。お金の引き継がれ方などを、若いうちから人と接しながら考えていきましたね」

辻氏は「仕事の中で色んなきっかけがあったんですね」とコメント。また、「(金融機関に勤めていない人は)コミュ二ティ仕事での関りがなくがないと勉強ができないという人は、じゃないですか。学びの場に来ていただけると、行動した分だけ仲間ができて、良いきっかけができると思います」と続けた。内田氏は「そうですよね。それで人生が変わることもありそうですよね」と共感した。

今回のテーマである「正しい金融知識を持つためには」。対談を通してさまざまな意見が飛び交ったが、そもそも正しい金融知識とは何か。世界経済の潮流を正確につかむことが“正しい金融知識”なのか。その辺を再考するきっかけを与えてくれた対談だった。
辻氏は「お金は人生を豊かにするツール。そのツールの使い方(=金融知識)を学べば、それだけお金の使い方がうまくなる」という旨を伝えている。もしそうならば、正しい金融知識は、必ずしも経済知識を網羅することとイコールにならない。
自分の給料の使途を正確に把握できていない初心者だったら、「まずは足元のお金の流れを把握して、上手に貯金する方法を模索」ことも、ある意味で「金融知識のひとつ」と捉えられる。正しい金融知識は、そのときどきで必要な知識が変わってくる。個々のステージにあわせて、然るべき知識を身につける。この地道な積み重ねが、資産形成・資産運用を上手に進めるための最適解なのかもしれない。

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