夢を現実にするために。

世田谷・目黒・渋谷で不動産投資を始めたいという方に、夢を現実にする第一歩として、役立つ情報をまとめたコラムをご用意しました。不動産投資の知識をしっかりと身に付けることで、失敗しないための工夫はいくらでも出来ます。日々変化する投資市場に対応するために、最適な資産運用の方法を常に追い続けましょう。


第16回-ZUU冨田社長が明かす「会社が成長する条件」とは-

ラジオ番組16回目のテーマは「会社が成長する条件」。今回から2回に渡り、株式会社ZUU代表取締役の冨田和成(とみたかずまさ)社長を迎えての対談となった。富裕層向けメディアで業容を拡大させ、2018年6月21日に東証マザーズ市場へ上場。わずか数年で月間650万人が訪問するメディアに育てた冨田社長が考える、成長の条件は冷静でストイック。フェイスネットワーク代表取締役社長の蜂谷二郎と語り合った。


まずは株式会社ZUUがどんな会社なのか、自己紹介から始まった。同社は、資産運用にかかわる総合プラットフォームを構築し、金融とITが融合した「フィンテック」でお金の扱い方がめまぐるしく変わる渦中の中でビジネスを展開している。

プラットフォームの基盤となるのが、富裕層向けメディア『ZUU ONLINE』。月間訪問者数は650万人に及び、開設からわずか5年ほどで日本最大級のプラットフォームに成長した。

その中ではさまざまなコンテンツを配信している。資産運用にかかわる記事を金融業界、不動産業界のプレーヤーなどが配信、または企画に参画してもらい、個人の資産運用に関心の高い人達と、サービス提供者をマッチングするようなプラットフォームとして、事業を展開している。

成長の原動力は「サッカーの挫折

次は冨田社長の起業の経緯に関心が集まった。ラジオパーソナリティの内田まさみ氏は「(冨田社長は)学生時代に起業されたという話をうかがっています。もともと起業家になりたいと思ってらっしゃったんですか」と質問。冨田社長は「直接的な願望はあまりなかったんですけど、夢を実現していく上で、自分の事業をつくっていくのは手段として効率的だと思い、起業を選択しました」と答えた。

そこで蜂谷が「(学生時代に起業するのは)冨田社長だけ変わった人、という感じではなかったですか」とツッコミを入れた。冨田社長によれば、同じような仲間が比較的周りにいたことが幸いだったという。

「当時、一橋大学に2002〜06年まで在籍していました。当時、楽天の三木谷社長も『イケイケドンドン』で急成長していたときでしたし、松井証券をはじめとしたネット証券が伸び盛りのときでもありました。両方とも一橋大学出身の先輩方です。その他にも当時はサイバーエージェントやGMO、それこそライブドアの堀江さんとか、こういった新興企業が台頭した時代でもありました。そのため私が学生時代のときも、たまたま事業を始める仲間が少しいましたね。環境に恵まれたなと思います」

それに対して蜂谷は「でもそういったところに飛びこんでいこうという意欲がすごく強かったわけですよね」と興味津々。聞くと、大学2年のときまで目指していたプロサッカー選手の夢が、椎間板ヘルニアで挫折したことが、後のビジネスの世界で頭角をあらわす原動力になったという。

冨田社長は続ける。

「サッカー選手になりたいというのが、小学校3年生からの原動力だったんですよね。しかし大学2年のときに怪我で挫折して、その後、ビジネスの世界に引き込まれました。当時から十数年経っていますけれど、365日24時間ずっとビジネスのことを考え続ける人生を歩んでいます」

内田氏は「話を聞いていても、パワフルですよね」と感心。蜂谷も「(冨田社長とは)これまで何度かお話しさせていただいているんですけど、お話しを聞くたびに影響を受けます」とコメントを残した。

誰よりも自分に厳しいのが本当の経営者

そこで本題。内田氏は「会社を成長させる経営者になるために、常に心がけてきたことはありますか」と二人に質問を投げた。

冨田社長の回答はシンプルであり、ストイックだ。それは「誰よりも自分に厳しくするのが経営者」という内容だ。説明は続く。

「経営者としての在り方は、経営者になってからより強く感じるようになりました。それは何かというと、自分自身が誰よりも成長し続けなければいけない、ということです。それは毎年のように実践していて、都度、腹落ちしています。つまり自分自身、会社を思いきり成長させ続けたいのであれば、自分自身が会社の成長スピードよりはるかに早いスピードで成長しなければならない。ただの一つのスキルを身につけるのではなくて、経営者としての成長を続けることが大切なんだと思います」

一方、蜂谷は「リーダーシップを持ちつつも、経営者の考えがスタッフにどういう形で伝わるかという部分にかかっていると思います。これはすごい難しいことですが、そういうことを積み重ねてきたから、今の当社の成長があると思っています」と答えた。

内田氏は二人に対し、質問を重ねた。「経営者としての成長、課題をどういう風に乗り越えていますか」。

冨田社長の回答は、ここでもシンプルだ。「前に進めば、必ず課題にぶち当たるのは、ある意味で当たり前です。何も壁に打ち当たらないということは、裏を返せば前に進んでいない話であるだけなので、そうとわかれば、試行錯誤しながら課題を解決していくだけです」

課題に真っ向からぶち当たり、乗り越え続けた先に組織としての成長があるのだという。パナソニック創業者の松下幸之助(故人)の言葉を引用し、「成功は簡単。失敗し続けて成功するまでやり続けるだけです」と伝えた。

蜂谷も、問題解決能力の高さそのものを重視。「自分たちがどれだけ課題に向き合って解決していくか。それ以外に成長はないんじゃないでしょうか」とコメントした。

視座を高く持てば新たな発見がある

最後の質問は、影響を受けた経営者について。冨田社長は「自分より視座が高い人の講演や本」と答える。

例えば、米アップル創業者のスティーブ・ジョブス氏(故人)や、ソフトバンクグループの孫正義社長など。こういった世界的に有名な経営者は視座が高く、自分自身の目線がいかに低いことを気づかせてくれる存在なのだという。「要は視座が高いところにいけばいくほど、自分に足りないところとのギャップを埋めようとするわけです」。視座を高く保つのは難しいことだということも補足している。

蜂谷は「冨田社長はそういった高見を目指していますよね。すごくストイック」と改めてリスペクトの言葉を発した。ところで蜂谷が影響を受けた具体的な経営者は、今回ラジオでは言及がなかった。読書の機会は多いものの、「色々な著書を拝見して、自分自身で色々なことにトライして、その中で自分の時流をつくり出すことを常に意識しています」と答える。

それを聞いた内田氏は「本当に経営者は日々努力」とコメントした。

ラジオを拝聴していて、エネルギーが伝わってくると感じたのは筆者だけではないはず。急成長企業のZUU冨田社長が考える「会社が成長する条件」は、主に二つ。経営者自身が誰よりも自分に厳しく、会社の成長を上回るスピードで経営者が成長し続けていること。そして常に行動し続け、組織の課題をスピーディに解決していく姿勢。実にシンプルだが、それゆえ、経営者にも相応の覚悟と行動力が求められる。さらに経営者が成長し続けるには、自分より“視座”の高い、つまり自分より大きい視点で物事を捉えて行動できる人とのギャップを常に埋め続けていくことが重要だとする。内田氏が「経営者は日々努力」と残したコメントに、思わず共感。