夢を現実にするために。

世田谷・目黒・渋谷で不動産投資を始めたいという方に、夢を現実にする第一歩として、役立つ情報をまとめたコラムをご用意しました。不動産投資の知識をしっかりと身に付けることで、失敗しないための工夫はいくらでも出来ます。日々変化する投資市場に対応するために、最適な資産運用の方法を常に追い続けましょう。


第7回-個人の資産形成は「ゴール設定」と「稼ぐ仕組みづくり」がカギ-

ラジオ番組7回目のテーマは「人生100年時代 後悔しないための資産形成」。ゲストにファイナンシャルプランナー・山中伸枝(やまなか のぶえ)氏を招き、将来の年金不安を抱える現役世代に向けて、資産形成の軸となる考えについて話し合われた。


「資産形成」に対する専門家の考えは、これまでのラジオ番組でも度々触れられた。フェイスネットワーク代表の蜂谷の考えは「2ステップに分けることが大事」というもので、まずはある程度のまとまった資金を貯めるまでの「資産形成」、次の2ステップ目が、まとまった資金を上手に運用する「資産運用」。同じようでまったく違う意味を持つため、切り分けて考えることが重要ということだ。

今回は、ファイナンシャルプランナー・山中伸枝氏をゲストに迎え、いつもとは少し違う視点で「個人の資産形成」について考え方や方法が展開された。たとえば蜂谷が「不動産投資」を得意とするなら、山中氏は「年金」を得意としている点で異なる。

面白い点は、専門分野に違いはあっても、資産形成という大きな枠組みの中においては、2人とも似た考えを持っていることだ。

まずはラジオパーソナリティーの内田まさみ氏が「あなたにとって人生100年とは何か」という哲学的な質問を山中氏に向けた。山中氏は「(お金を)生み出す力を保ち続ける持続性が一番大事」と主張。あまりに長い人生100年の中で、蜂谷が述べたように、資産を積み上げたステージの後、個々の生き方が問われてくる時代になると答えた。

「今まで個人の資産形成を手伝ってきて、一番多い悩みって何ですか?」

今度は蜂谷が山中氏に質問を振り向けた。“資産形成の提案”を生業とする点では彼も同業者。ある意味で確認するかのような、興味の湧く聞き方だった。山中氏は「漠然とした相談が多い」と明かす。

資産形成の第一歩は、具体的な「目標設定」

「私はファイナンシャルプランナーとして相談を承っていますけれども、漠然とした「どうすればいいのかな」といったものが多いです。相談者のボリュームゾーンは30〜40代。まさにこれから資産形成をスタートする方々です。30代で何かに気づくことで、その後の資産形成に大きく関わってくるのだと思います。遅くなってしまうと、それだけ資産形成に携わる時間が少なくなります」と山中氏は語り、30代くらいで何を見て何に気づき、何を考えるかは、とても重要なことだと伝えた。

さて、気になるのが相談者それぞれが目標とする資産額だ。山中氏によると、「一般論としては、普通のサラリーマンで3000万円が多い」という。

3000万円という現実的な数字が、蜂谷とラジオパーソナリティ・内田まさみ氏の2人に意外に響いたようだ。内田氏は「よく『1億円!』なんて意見があったりするでしょう?」と言葉を返した。山中氏は「真っ当に働いていれば、そんなにはいらないはず。でも人によりますよね」と冷静に返した。

山中氏への質問は続く。蜂谷は「普段のご提案で心がけていることはありますか?」と、やはり事業者目線で掘り下げた。ただリスナーの立場からしても、提案側の頭の中は、気になるはずで、興味深い問いだ。

山中氏が提案で心がけていることは、「お金を生む仕組みをどうつくるか」だという。まずは自分の資産形成の全体像を捉えることが一歩となる。少し難しいようだが、実際には簡単だ。

「私の専門は『年金』なので、まずは(顧客には)国の年金の説明をさせていただいています。ご自身のこれからの生き方がわかれば、老齢年金がいくらもらえるかもすぐにわかるわけですから、年金の計算をしていきます。もらえる年金額は本当人それぞれですが、年金額によっては必要資産が2000万円で済む人、5000万円の人、それこそ1億円必要な人もいます」と山中氏は語る。

だが年金受給そのものが不安視されている現代将来を描けない現役世代も多いはずだ。そこに対する認識はどうなのか。

「(将来の見通しが難しいとなると)自分で価値を生み出すことのほうが重要になってきます。特に30〜40代だったら、人的資本をどんどん大きくすることも大事ですよね」と説明を続けた。人的資本とは、山中氏が冒頭で触れた「稼ぐための力」だ。ここで、お金を生む仕組みをどうつくるか、の話につながってくる。

だが、稼ぐ力の習得だけは、誰もが簡単にいくようには思えない。内田氏は蜂谷に「何かアドバイスないですか?」と聞くと、蜂谷は「個々がゴールを設定することが大事」と説明する。

「私の本業は不動産投資の提案。不動産を使って、どうやったら資産形成が叶うか、お客様一人一人と対峙してゴール設定を意識させてあげる提案を心がけています」と蜂谷は話を続けた。

ゴールに到達する道順は、それこそ蜂谷の得意分野。ゴールさえ決まれば、後はレールを敷いてあげればよい。山中氏は「(お客様が)到達したい場所がわかれば、行く方法はいっぱいあるわけですよね」と共感した。数年後の「在りたい自分」をどれだけ見つめているかが、今後の行動を変えていくという。

気になる年金受給額「納めた分だけ返ってくる?」

ゴール設定の重要性が語られたところで、話題は年金の話に戻る。内田氏は「今の若い人の中には『年金がもしかしたらもらえないんじゃないか』という不安が強く、守りに入ってしまいがちだと思うんですよね」と感想を述べ、山中氏に「実際どうですか?」と聞いた。

山中氏は「年金がなくなることは、間違いなくない」と断言。なぜならば、年金の管理・調整は国によって行われ、国は現役世代から入ってくる保険料を再分配しているに過ぎない。働いた時期が短かったり、納めた保険料が低すぎると、その分受給額が目減りすることはあるが、細々とした入金でも国が支出をコントロールしている以上、なくなることはない、といった持論だ。

もし年金の価値が目減りする懸念があるとしたら、それが物価と年金の相互作用だという。

少し難しいが、簡単にまとめると、年金は、本人が保険料を納めた分だけ、将来の受給額も高くなるならば、年金上昇率も比例して高くなる。だが年金上昇率は、物価の上昇率と比べるとどうしても劣ってしてしまう恐れがあるという。そのため山中氏は「(もし物価が上昇して年金で補えない将来に備えて)足りない分をどう補うか、その方法は知った者勝ち」と説く。蜂谷は「(稼ぐための)手段を見つけることが大事」と付け加えた。

計画の「試行錯誤と着実な遂行」が明暗を分ける

「(蜂谷の発言に対し)そうなんですよね。でも、稼ぐための方向性がわからないと、お客様も何をしていいかわからない。だからまずは将来のことを考える。そして少しずつ知識を付けていくことが大事。私がお客様にいつもお伝えしていることですね」と山中氏は語る。だが、一度立てた計画に依存してしまうのもよくないという注意点も付け加えられた。ときどきで調整しながら、自分の行きたい方向を常に見ておくことが大事なのだと強調された。

やはり、稼ぐ仕組みが大事。内田氏が「100年て長いなあ…」とため息をつき、場がドッと和んだ。山中氏は「長い!笑」と同調し、蜂谷も「まだまだ頑張ります!」とこの回を締めくくった。

個人の資産形成においては、不動産専門家と年金専門家で切り口や方法にどう違いが出るのか興味深く聴講した。蓋を開ければ、大枠の認識は大体一緒だった。大枠とは、「ゴール設定→稼ぐ仕組みづくり→仕組みを保ち続ける」という資産形成の段取りだ。特に働き盛りの30〜40代世代には響いたはず。資産形成がこれから、という人に必要なのは、まずは資産形成の目標額や理想のライフスタイルを決めること。そして目標に向かってひたすら人的資本(自分のビジネスパーソンとしての価値)の引き上げて、個々が稼ぐ仕組みを構築することだ。その仕組みは、不動産投資かもしれないし、また個々の本業に基づく何かしらの事業になるのかもしれない。まさに人生100年、ますます個人の生き方が問われてくることになるだろう。

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