今日は、根伐工事をお見せいたします。・・が、その前に「根伐」って何???からお話しします。
ところで「根伐」を読めますか?根伐と書いて「ネギリ」と読みます。
伐とは「刃物で木など切る」意味で、それが木の根などを切ることから、建物の基礎を作るために地面に穴を掘ることも意味するようになりました。
ということは・・
写真のような「ユンボ=Yumbo」を使って掘っていきます。さてここで2回目の語源です。実は写真の重機は油圧ショベルとかショベルカーといいます。ではなぜ代名詞としてユンボと呼ぶのか、これはホッチキスと同じような経緯です。ホッチキスはイトーキがアメリカより最初に輸入したものがホッチキス社のHotchkissというモデルに由来していてJISの名称はステープラーです。つまりユンボも日本がフランスから技術輸入して作ったもので、フランス・シカム社の商標であるユンボの名前が普及した結果です。
ショベルカーを使い、3.5mほど掘ると予定通り水がわいてきました。この敷地の水位は2.9m、つまり地上から2.9m下では水が出てくるということです。写真のように案の定、水が見受けられます。水の量が少ないときは良いですが多いときは手を焼きます。今回はもう少し掘らなければいけないので、これからがどうなるかです。最近、雨が多く地中にたっぷり溜まっていないか少し心配です。今回は語源シリーズでした。それでは次回の基礎配筋にてまた、報告します。