竣工しました!(後編)
「グランデュオ三軒茶屋Ⅴ」改め、「Room’s三軒茶屋」が竣工を迎えました!
今回は、前回紹介しきらなかった内装部分をご紹介します。
「Room’s三軒茶屋」は1R・1K・1LDK・・・計8住戸(1~2)、2LDK・・・2住戸(3階)の
計10世帯で構成されています。
上の写真は1~2階の1R・1K住戸です。
3階の各部屋ごとで、天井にアクセントをつけています。
こちらは2階の1LDK(204号室)の玄関を開けたところです。
左側にLDKがあるのですが、
写真をよく見ていただくと、右側にもさりげなく扉があります。
枠が隠れている仕様となっており、ドアノブの最低限のものとしています。
この扉、一見すると収納の扉のように見えますが・・・
扉を開けて見ると・・・
中には小ぶりのお部屋があります。
写真左に見えるのは造り付けのオープン収納です。
一番奥の下の板、真ん中の列の下から2つめの板だけ固定してあり
机として使うことが出来、他は可動棚となっています。
3列ありますが、実はこの幅は同じで、可動棚はどこにでも付け替えることが出来ます。
ハンガーパイプも取り外しが可能なので、
入居者様の収納する物や使い勝手によって、棚の高さや位置を変えることも可能です。
収納の奥側には、右側に空間が広がっており、窓も左右にあり、
小部屋ですが、セミダブルベッド程度なら置くことが出来ます。
こちらは3階の住戸にあがる室内階段です。(写真は301号室)
長屋という形式の建物で、3階の2LDK2住戸(301・302号室)は、
玄関を開けるとタイル床の、この室内階段で
3階の居住スペースまで上がります。
こちらは301号室です。
この写真では分かりづらいですが、キッチン前の梁型と梁型の間の天井は
ぐっと高くなっていてハイサイド窓があるため、とても明るい空間です。
こちらはカウンターキッチン上部のペンダントライト。
ガラスが内側で割れているような製品で
光がとても綺麗な照明です。
夜、このキッチン上部だけ照明をつけると
部屋全体に綺麗な模様の光が当たり、とても素敵な雰囲気となります。
(美味しくお酒がいただけそうです。笑)
こちらは302号室です。
301号室と同様に、タイル床の室内階段を上ると3階に居住スペースがあります。
右の写真を見ると分かりやすいですが、
こちらもLDKの天井を一部高くしていてハイサイド窓をつけ、明るい空間になるよう設計しました。
こちらは302号室の2つの寝室です。
ミニマムな寝室の中で邪魔にならないよう、クローゼット内上部にエアコンをつけ、
扉を格子戸にすることでエアコンの効き・メンテナンスを考慮しています。
現場で木製建具屋さんと検討していく中で、
木材は米ヒバで製作しており、ほんのりとヒバの良い香りのする建具となりました。
こちらは301号室の階段室です。
この住戸だけガラスブロックの窓があるのですが、
日の当たる時間は、とっても綺麗な光が見られます。
時間帯により、光の当たる場所や光の長さが変わるので、とても楽しめます。
Room’s三軒茶屋には、オーナー様のご好意で、
浴室にオーディオスピーカーがついています。
写真左、スマートフォンが繋がっている上の部分がリモコンで、
浴室のダウンライト手前、浴室乾燥機の右側に見える丸い機器がスピーカーです。
他の物件ではなかなかお目にかかれない設備ですが、
本物件では全室設置されているので、
ご自身のスマホやipodやタブレット等で、どの住戸でも浴室で音楽が楽しむことが出来ます。
Room’s三軒茶屋、内装の紹介は以上です。
この物件は変形敷地で、全室の異なるタイプの間取りであったり、敷地の入口がとても狭かったりと
設計も現場も工夫のたくさん必要な物件でした。
けれど、この物件だったから出来たこともたくさんある物件でした。
竣工を迎え、
今の私に出来る最大限の良い建物が出来たと感じています。
どうか、オーナー様や入居者様に長く愛される物件となりますように。
この物件の記事は、今回が最後となります。
長々とした文章に最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。
では、失礼致します。