竣工。まだまだ工事の機材は残っているけれど、これで完成です。
街並みのなかに私たちの企てがようやく現れる。
いままで何度も繰り返してきたことだけれど、やはり清新な気持ちに私たちは生まれ変わります。
とかく建築は立派な態をとるものだ。でも生身のリアルな人間が住まうものです。
その社会的なアンバランスを問題にしたかった。建築の態に手を突っ込んでみたかったのです。
矩形の外形を元気さでもって打ち破ってみる。
様々な開口で中味は「一通り」じゃなく豊かであることを発言する。
そうやって住まう人たちと街路を行き交う人たちを刺激したい。
都市に住まうことの自由さに気付いてもらえるように。
そういう建築です。